一般社団法人全国新民家推進協会では、循環型建築である「新民家」を推進しています。
新民家とは、古民家の建て替え時、元の家の古材を再活用して建てた木材住宅を指します。
私たちは環境と人に優しい「新民家」を世の中のスタンダードにし、持続可能な循環型建築社会の実現を目指しています。
新民家は、国産自然乾燥材の活用と昔ながらの手刻み加工による建築構法を採用し、古民家を支えてきた古材を活用して、強固で持続可能な循環型建築を実現する“地球環境”と“人”にやさしい住宅です。
木本来の強みを最大限に引き出せる職人の技が活きる新民家だからこそ、引き継がれてきた想いを継承しながら、より良い住環境で暮らすことができます。
また、古材を活用することで新しく購入する木材の費用を抑え、住まいの解体費用が実質無料となります。
古材を活用することで、新たな木材の輸送コストや二酸化炭素の削減ができ、結果的に建築費の低減にもなります。
また古材は新材より強いので建物の強度も増します。
しかし、古材で全ての構造材が補えることは少なく、新しい材も加えることになります。
その場合は、地域材を活用します。地元の木材は古民家と同じく、地元の気候風土にあった長期間使用可能なものです。
新民家の家は機械加工によるプレカットではなく、熟練の大工が全て手刻みで加工(ハンドプレカット)した構造材を使用します。自由な間取りが可能で、地震に強く長持ちする骨組みを提供します。